先月から、慶應義塾大学ビジネス・スクール(以下 KBS)にてGunosy寄付講座「アントレプレナー戦略2018」がスタートしました。
全9回で構成されるこの講座では、Gunosyの経営陣がGunosyの「サービス開発」「人材」「資金」について、実際の事例を交えて講義を行います。また、受講生の皆さんに講義内容と親和性のあるテーマの短期・長期課題に取り組んでいただき、プレゼンのもと議論していきます。
初回は、六本木ヒルズのGunosy本社にて、創業者でGunosy 取締役 ファウンダー福島による『Gunosyのアントレプレナシップとは』をテーマとした講義でした。
Gunosyの創業理由、成長フェーズの中での葛藤や失敗事例、マザーズ上場後の出来事や変化等、当時の写真やリアルな心情を交えながらお話しました。講義後には「マネジメント体制は?」「採用の強みは?」「どのようなエネルギー源が自身を突き動かすのか?」などの質問が飛び交い、受講生との本音のQ&Aが展開されました。

初回以降は、慶應義塾大学日吉キャンパスに場所を移しての開催です。
第2回は『起業家のキャリアについて』というテーマで、CEO竹谷が自身の経験をふまえた講義を行いました。
学生時代から今に至るまでどのような意思決定を行ってきたのかや、竹谷自身がどのような戦略とモチベーションをもってGunosyを経営してきたのか等、赤裸々にお話しました。講義後は「CEOになって何か変化したことは?」「会社規模の拡大フェーズでどうカルチャーを維持していくか?」「自分のキャリア戦略を立てる上で重要なことは?」等、新体制における組織や個人的な変化についての質問が多くされていました。

第3回は、COO長島による『ベンチャー経営におけるアライアンス戦略』でした。Gunosyは多くの事業において事業提携を実施しています。今回はアライアンスについて、Gunosyの事例を用いて講義しました。 これまで最前線でGunosyのアライアンス戦略を担ってきた長島に対し、受講生の皆さんからは質問が止まりません!「実際のアライアンス先の決定はどのようなプロセスで行われた?」「なぜそれが実現したのか?」等、活発なディスカッションが展開されました。

第4回は、2018年8月末までGunosyのCFOを務め、現在はエグゼクティブアドバイザーである伊藤による講義で、テーマは「スタートアップのファイナンス」でした。Gunosyは2015年4月に東証マザーズ市場に上場、2017年12月に東証第一部に市場変更を果たしています。今回の講義では、マザーズ市場上場時の事例を用いて、具体的な資金調達手段や当時の市場動向、投資家によるGunosyの評価等にふれ、スタートアップにおける未上場/IPOフェーズのファイナンスについての理解を深めました。GunosyがIPO直後に直面した課題や、それをどのように解決し今に至るか?等、当時伊藤が実際に作成していた資料を特別に使用しながらの、リアルな状況が伝わるプレゼンでした。

第5回以降は社外のゲスト講師をお招きし、「成功する起業家・ビジネスアイディアに共通するポイント」や「ベンチャー企業の再生」をテーマとして、それぞれのご経験を基にお話いただきます。
また第9回の最終回では、これまでの講義総括に加えて、受講生の皆さんにチームで取り組んでいただいている「3年で時価総額が約400億にできそうな新規事業とは?」という長期課題についてのプレゼンが行われ、最優秀チームの表彰も予定しています。
クラスとは別に、ビジネスプランを競う「委員長杯2018 KBS×Gunosy」も11月25日(日)に開催されます。
その様子は改めてGunosiruでご紹介しますので、どうぞお楽しみに。
Gunosyでは一緒に働く仲間を募集中です。少しでもご興味がある方は、下記リンクよりご応募ください。お待ちしております。