3月22日、参議院議員会館にて新経済連盟主催の「最先端ビジネスセミナー」が開催されました。このセミナーに当社代表取締役社長の竹谷さんとGunosyTechLab副室長の小澤さんが登壇。生成系AIの可能性というテーマでお話させていただきました。

竹谷さんが同連盟の幹事ということもあって今回の登壇となりましたが、一方でこのようなテーマの代表としてGunosyにお声がけいただけるのは大変ありがたい機会でもあります。こういった新しい技術をいち早く取り入れようとされる国会議員の皆様の一助となるべく、ChatGPTの画面から日々の業務への具体的な活用事例まで幅広くご紹介いたしました。

当日は多くの国会議員の皆様、新経済連盟会員の皆様がお越しになりました。ちなみにこの日はWBCの決勝試合が行なわれ、セミナー開始時間はちょうど日本が優勝したタイミング。そんな中でも足を運んでくださった議員および会員の皆様、誠にありがとうございました。

まず竹谷さんからご挨拶のあと、小澤さんから、Gunosy Tech Labの紹介と、生成系AIの説明、ChatGPT、GPTについて、以下のような説明をしました。

生成系AIの発展を支える3つの要素として

1 機械学習(深層学習)技術の発展

2 計算機パワーの向上

3 大規模データの蓄積

が挙げられます。2017年に発表されたTransformerをベースにしたモデルが次々と発表され、人間の力を超えるようなことも出てきました。そんな中でChatGPTが、2022年12月に登場します。

登壇では、実際にChatGPTをモニターへ投影し、文章を生成したり、得意分野や課題点を確認しました。

続いて竹谷さんより生成系AIと今後どう向き合うべきかというテーマで解説。生成系AIは正確にスピード感を持って作業をこなすことにおいては人間よりも生産性高く処理できる旨をお話しました。

今後これらの生成系AIが、現在の仕事に取って代わる局面があること、実際にどういった業務や職種が代替可能と考えられるかを、実際にChatGPTに聞いてみたところ、データ入力事務、翻訳者、カスタマーサポート、ニュースライターなどを挙げていました。

逆に、教師やクリエイティブデザイナーは、一部作業を助けることはできる反面、人間のコミュニケーションや人間の感性が必要という点で代替可能性は低いという結果を生成していました。

この転換に対してどういうスタンスで向かい合うべきかに対し、竹谷さんからは「徹底的にAIを生活に取り入れてみる」ことを提案していました。

GPT-4は、しっかり勉強をした大学院生が常に全力で前向きにサポートしてくれている感覚。こんな最高のパートナーを使わない手はない、とお話していました。

最後に、国会議員の方ならどんなGPT-4の使い方があるかにも触れていました。

1 情報収集 例えば、専門領域のニュースを自動収集する仕組みを作る

2 発信分析 SNS発信のコンテンツ生成&データ分析

3 自身のコンテンツ生成や拡張 自身の講演画像を書き起こし&要約、さらに若年層向けに文章を変換しSNS投稿

などもお話されていました。

最後に竹谷さんは、以下のようにお話ししました。

「生活の中で多くの物事が便利になっていくこと、この変化は不可逆なものであり止められない流れです。この度登場したAIを否定するという形ではなく、このAIとどううまく付き合っていくかというところが、今後のそれぞれ個人の生産性を変えていく話になってくるのかなと考えております。

当社は民間企業として、こういった技術、最先端技術に触れながら、実生活においてどういった活用の仕方を考えられるか、そしてユーザーの方にどういった形で取り入れたら、便利だと感じ活用していただけるかというところを頑張って考えていきながら、様々な活動をしていきたいなと考えております」

また、質問コーナーでは時間いっぱいに、議員のかたがご質問されていました。ある議員のかたは、雇用問題に繋がるご質問をされていました。

Q GPT-3.5において常に最新の情報を取り込む機能があるのでしょうか。また、IT人材不足について、簡単なコーダーをGPTで代替できるかどうか、そして日本の生産人口減少に対して人材雇用の配分に変化が生じるのでしょうか。

A GPT-3.5はまだ読み込んだ情報をそのまま回答としているため、情報の正確性という観点からは強みではありません。その点では、代わりにマイクロソフトが出している検索エンジンBingを使用すると、情報の正確性を求めることができる可能性があるかもしれません。また、生産人口不足に対して、GPT-3.5は非常に簡単な作業を置き換えることができます。

エンジニアで言えば、レベルの高いエンジニアはより高度なアーキテクチャについて考えることに集中できるため、喜んでいるという声も聞かれます。しかし、2年目、3年目くらいの駆け出しエンジニア、プログラミングスクールの人たちは、この状況に焦っているかもしれません。これによって、人の生産性が二極化してしまうと思われます。

昨年末から大きな変化としてもてはやされている「ChatGPT」を始めとする大規模言語モデル。国会議員の方も大変興味を持っておられたのが印象的でした。今後の日本を良い方向へ変えてくれるかもしれないですね!

Gunosyでは、今後も最新の技術を研究し、都度取り入れながらサービス運営に取り組んでまいります。

※本内容は、ChatGPTを始めとする生成系AIを活用し作成いたしました。

投稿者 gunosiru

株式会社Gunosyの人事部、広報、役員秘書、ライターから編成されたGUNOSIRU制作チームです。